独立開業には二種類のパターンがあります。
それは、
「自分が主役のパターン」
と
「他人が主役のパターン」
です。
同じ事業主ではありますが、私は前者を『自営業』、後者を『経営者』とわけて考えています。
この2つは仕事が違うわけですね。
そもそも、美容師の独立自体はたいして難しくありません。
「自営業」としての経営ならば、美容師として学んだことの延長で充分成り立ちます。
ひたすら売れる美容師を目指していけばよいです。
しかし、他人を主役へと変える経営者の仕事というのは、言わば・・・
美容師から経営者への転職
なのです。
マインドを変えなくてはなりません。
あなたが入客したほうが失客しないし、あなたがやったほうが早い仕事を任せなくてはならないわけです。
どちらがいいか?という問題は価値観の違いなので、自営業を否定しているわけではありません。
単に、私は経営者になるほうが、
「時間とお金に余裕ができる」
「スタッフが辞めない」
「スタッフが育つ」
「スタッフが集まる」
「たくさんの人に価値をもたらせる」
ということをお伝えしています。
もし、同じ日に二時間の講習があったらどちらを選びますか?
A 最新の薬剤を使った縮毛矯正の技術講習会
B 集客できるHPデザインの勉強会
経営者を目指すあなたが選ぶべきは迷わず後者ですよね?
前者はスタッフに行かせましょう!
スタッフが育たない原因はあくまで経営者の責任であるという自覚が必要です。
時間は有限です。「経営者として学ぶべきこと」は選んでいきましょうね!
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。