私は最近、自分の時間の使い方を意識しています。
それは、「社長の仕事」になるべく時間を使うことです。
伸びている会社、安定している会社は、やはり経営者が「社長の仕事」に多くの時間を費やします。
それは、
◆経営者にしか出来ない仕事
◆経営者じゃなくてもできる仕事
これをわけて考えて時間を使うことです。
美容室の経営者さんはサロンワークに立ち、
自身の売上が大きな割合を占める方が少なくありません。
が、本来それは経営者の仕事ではなく美容師さんの仕事ですよね?
残念ながら、それは逆に
スタッフの活躍の場を奪ってしまう行動
だと思うのです。
たいていの経営者は優秀な美容師さんですから、
自分がやったほうが売上が上がるのは当たり前です。
サロンワークが好きなのも当たり前ですね。
しかし、経営者になったからには
『いかにスタッフが売上を出せる環境をつくるか?』
この為に行動することが仕事のはずです。
私自身もまだサロンワークをしますが、スタッフの邪魔にならないスペースで余裕がある時間に限定してひっそりとです(笑)
開業当初は、もちろん私も現場主義でした。
しかし、集まってくれた社員のために自分を抑え、勇気を出して少しずつ現場を離れてきました。
結果、スタッフの成長が著しくなり、安定して伸びているサロンを運営できています。
離職率はほぼゼロ。(独立した1名のみ)
スタッフに感謝されることが、経営者としてなによりも嬉しい瞬間です。
もし、あなたがこれからスタッフを雇い、サロンを安定させたいとお考えならば
『早めにスタッフのために現場を離れる』
という覚悟が必要だと思います。
すでにスタッフを雇っているならば、
『自分の売上がゼロでも成り立つサロンづくり』
に多くの時間を割きましょう。
サロンワークに出るという時間の使い方は、
経営者の時間の使い方ではない
ということなのです。
ではまた!
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。