オーナースタイリストとしてサロンの売上が順調に伸びてきたら、次のステップは
「スタッフに自分の売上を越えてもらうこと」
です。
しかし、なかなか思うようにスタッフの成果が伸びずに悩まれることがあると思います。
もちろん、私自身もそうでした。
「なぜいつまでもそんな数字しか出せないのか?」
「なぜもっと美容師として成長してくれないのか?」
美容師としてあなたが優秀であればあるほどぶち当たる最初の大きな壁です。
正直、ストレスで夜も眠れませんね。
では、そんな場合に「経営者」としてはどのように考えたらいいか?
今回は、そのポイントを3つに絞ってお伝えします。
オーナー採点は60点主義に
美容師として優秀なあなたは、スタッフに求める美容師レベルはとても高い基準を提示していると思います。
ゆえに、ガンガンお客さんを任せることが出来ないというケースです。
しかし、現実的にオーナー基準では80点すらクリアさせるのは難しいのではないでしょうか。
そもそも、採点するのは顧客であり、オーナーさんではありません。
つまり、顧客基準の方が大切。
また、オーナーさんのコピーづくりがサロン経営ではありません。
オーナー基準の60点以上に関しては、スタッフ個人の成長に期待し、過度な負担を軽減してみてはいかがでしょうか?
意外とオーナー基準の60点は、顧客基準の80点は軽くクリアしていたりするケースもあるのです。
成果ではなく行動を管理する
私もそうですが、スタッフの個人実績に対しては、言いたいことはたくさんあるでしょう。
しかし、指導すべきは成果ではなく「スタッフの行動内容」です。
成果を改善するには、
◼︎どの行動が間違っているか?
◼︎どんな行動に変えればいいか?
◼︎やれていない行動はなにか?
といった行動内容を改善しなくてはならないのです。
自己啓発系の指導をして、意思やモチベーションなどの精神論を語っても仕方ありません。
経営者としては、スタッフのやるべき行動を具体的にして動きやすいようにサポートをしていく必要があるのです。
個人能力ではなくシステムにフォーカスする
もちろん、美容師としては常に個人能力の向上に努めなければなりません。
しかし、経営者としてはフォーカスするのは個人能力ではないのです。
あくまで、
【美容師さんの成果の成果が出やすいサロン環境づくり】
が経営者の仕事です。
実際、一流の会社は、一流の人材しか会社にいないわけではありません。
何が一流かと言えば、アルバイトなどの三流の人材でも一流の成果を出せるような「環境や仕組みが一流」なのです。
いかがでしょうか?
職人経営を抜け出して、次のステージに上がるためにも…
スタッフの個人能力に依存せず、成果が出やすいサロンづくりをしていきましょう。
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福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。