ど田舎サロン再生の神崎です!
前回は記事で、ど田舎サロンの経営再生では「スタッフの定着が最重要」というお話をしました。
そのためには
・収入やその他の待遇
・社長の価値観や日々の振る舞い
・仕事のやりがい
この3つのポイントが大切になってきます。
まずは「その他の待遇改善」を
まずは初めの・収入やその他の待遇の改善が必要となってきますが、収入をUPさせていくにはサロンの売上UP、利益UPが必要。
売上や利益を一気にUPさせるのは大変かもですが、「その他の待遇」の改善はすぐに行動を起こすことができます。
「待遇改善」には労働時間の短縮、休日の増加、有給休暇の取得促進などがありますが、皆様のサロンではそもそも労働法規を遵守されてますか?
ブラックサロン認定?
労働法規を遵守していないサロンは、もうそれだけでブラックサロン認定をされてしまう時代です。
ブラックサロンの評判がついてしまえば、当然のことながら求人や定着においてはとても不利になります。
求人や定着が不利になるだけでなく、退職したスタッフから、
「法律通りに休憩を取らせてもらえなかった」
「法律で定められた時間より長く働いていたのに、時間外手当をもらえていない」
「社会保険適用事業所のはずなのに、社会保険に加入してもらってなかった」
などで労働基準監督署に訴えられ、何百万円の支払いを命じられるパターンが増加しています。
周りからの「信頼感」を獲得する
こういった労働訴訟問題を未然に防ぎ、ブラックサロンから脱却することは、スタッフやスタッフの家族からの信頼も得られる道です。
「私が働いているサロンはちゃんと法律を守ってくれる」
「うちの子が勤めているサロンはちゃんとしているサロンだ」
こう言った評判が立つと、求人や定着に有利になるのは明白ですよね。
また、美容学校から信頼されて積極的に学生を紹介してくれるようになります。
これは田舎あるあるですが、うちのスタッフがたまに自身の卒業した美容学校に訪問することがあります。
担任だった先生と雑談をするみたいで、その時にいつも「あなたの勤めているサロンはホントちゃんとしているサロンやな〜 オーナーさんにもっと学生を採用するように頼んどいて!」といつも言ってくれる、とスタッフが私に伝えてくれます。
このように労働法規を守ることは、労働訴訟問題のリスクを減少させ、周りからの信頼感を得られ、求人や定着に有利になる一石三鳥になります。
次回より労働法規の最も重要な法律である「労働基準法」について、サロンでよくある事例を取り入れて解説していきます。
サロン経営において避けては通れない法律を学び、「脱・職人」と同時に「脱・ブラック」を目指していきましょう!
ブログ読者限定で無料の個別相談を行なっています
経営者にとって悩みは尽きませんが、経営の悩みを話す相手として、スタッフはおろか、家族、友人などでは物足りないのも事実ですよね。
また、社会保険労務士などの専門家に相談するのもなかなかハードルが高いものです。汗
私は小さなサロンオーナーの味方です。ぜひ1度ご相談ください。
個別相談はこちらのLINEよりご連絡をお願いいたします。
Myhair 私ノ髪 LUMOSat.myhair 代表取締役。
四国・香川県のそのまた地方都市で2店舗のサロンを経営。
経営を始めた当初はスタッフの入社と離職を繰り返し苦しんでいたが、スタッフとの関係性を改善することを決意。
それに加えて美容師の待遇改善を目指し脱ブラックサロン化を進め、一日8時間労働、時間外手当100%支給、有給休暇10日以上消化、日曜日定休、復帰しやすい育児休暇後の制度などを導入。現在は50%のスタッフが勤続10年以上であり、業績向上に貢献してくれている。
また、スタッフの所得向上を目指して「売上UPの仕組み」を取り入れ、客単価3000円以上UP,売上前年対比120%UP,キャシュフロー6倍、純利益160倍を達成するなどの実績をあげる。
経営者のリスクヘッジも提唱し、労務環境整備、資金繰り改善にも精通。