脱職人認定講師の神崎智樹です。
前回からの続きです。
辞めていく理由 その② 『人間関係』
2つ目の理由は、サロン内の人間関係です。
美容室は閉鎖的な空間なので、スタッフ同士の人間関係が悪化すると、ダイレクトに仕事へのストレスに直結し、離職の原因となってしまいます。
そんな中で、特にサロンオーナーが気をつけたいのが、スタッフとの距離感です。
これは意外に思われる方もいるかもしれませんが、スタッフとの距離感は、近すぎても遠すぎてもストレスの原因になります。
美容室オーナーとしては、スタッフ同士の人間関係を促そうと、行事や食事など、密にコミュニケーションをとりたくなってしまうところ。
ですが、距離が近くなりすぎることで逆に愚痴をこぼしやすくなり、スタッフの不満が膨らんだり、さらにスタッフの拘束時間を増やしてしまうことに繋がりかねません。
よくスタッフは家族だ!という経営者がいますが(私も以前はそうでした)、スタッフは家族ではありません。
あくまで雇用主と労働者であり、雇用契約の上で成り立っている関係性。
また今の時代において、師匠と弟子の関係も成り立ちませんよね。
ではどう扱えば良いのか?
それはスタッフを「最重要顧客」と位置付けます。可能であれば敬語を使える場面ではは使ったほうが良い。
また「平等」には扱わず、努力をしていたり自己のMAXが出た時に賞金を出すなどえこひいきをする「公平」に扱います。
なんでも平等にすることは「悪平等」といいます。
このあたりについては非常に大切なところなので今後詳しく別記事にします。
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経営者にとって悩みは尽きませんし、スタッフの問題や売上UPへの課題など悩みは山積みだと思います。
1人で悩まず、誰かに相談するとすぐ解決への道が開けるかもしれません。私もその1人でした。
また私は自らもたくさん痛い経験をしながら業績UPや労務問題に取り組みました。そんな経験をして欲しくないですし、小さなサロンオーナーの味方です。ぜひ1度ご相談ください。
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Myhair 私ノ髪 LUMOSat.myhair 代表取締役。
四国・香川県のそのまた地方都市で2店舗のサロンを経営。
経営を始めた当初はスタッフの入社と離職を繰り返し苦しんでいたが、スタッフとの関係性を改善することを決意。
それに加えて美容師の待遇改善を目指し脱ブラックサロン化を進め、一日8時間労働、時間外手当100%支給、有給休暇10日以上消化、日曜日定休、復帰しやすい育児休暇後の制度などを導入。現在は50%のスタッフが勤続10年以上であり、業績向上に貢献してくれている。
また、スタッフの所得向上を目指して「売上UPの仕組み」を取り入れ、客単価3000円以上UP,売上前年対比120%UP,キャシュフロー6倍、純利益160倍を達成するなどの実績をあげる。
経営者のリスクヘッジも提唱し、労務環境整備、資金繰り改善にも精通。