美容室の経営者さんも、「飲み会」をスタッフとのコミュニケーションの機会として多用される方は多いと思います。
いわゆる『飲みニュケーション』ですね。
飲み会を有意義にするのも経営者の仕事だと思います。
しかし、一方で「飲み会でコミュニケーションをとれる」と考えているのは、実は上司側(経営者)だけだったりします。
残念ながら部下側(スタッフ)は、「仕事の延長」として捉えているケースが大多数なのです。
『オーナーに付き合わされる飲み会』にしないために、
下記の三つのポイントを抑えておくことがオススメです。
◼︎オーナーの昔の自慢話をしないこと
美容師として優秀だったオーナーさんは、過去の実績を持ち出してスタッフの意識を高めたいと考えがちです。
しかし、時代も境遇も違うケースで比較されてもスタッフは「すごいですね」としか言えません。(笑)
スタッフは、経営者としての「今」を見ています。
経営者の過去にはあまり興味はないのです・・・
◼︎仕事のアドバイスやダメ出しをしないこと
基本的に、仕事についての真面目な話はできるだけさけるべきです。
特にアドバイスや、ダメ出しはタブーですね。
それらは勤務時間内に毎日行っているハズだからです。
職場の外に行ってまで「時間外補修」をしていたらスタッフは疲れるだけで、
逆にモチベーションが下がってしまいます。
◼︎オーナーは聞き役に徹して、スタッフにたくさんしゃべってもらうこと
飲み会を有意義なものにするにはコレが一番重要になります。
仕事中には言いづらい失敗談や悩み、不満や不安などをたくさん聞いてあげましょう。
ポイントは、解決&解消は職場に戻ってからにして、飲み会の場では「理解を示しておくこと」です。
言いたいことが言える雰囲気が理想ですね!
いかがでしょうか?
このようなポイントを抑えることで、飲み会が非常に有意義な時間に変わります。
勤務時間外だからこそ、『スタッフの時間をムダに使わないこと』を心がけてあげましょう。
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。