ご存知の通り、美容室の売上は
【客数×客単価×来店回数(リピート)】
で成り立っています。
つまり、どれを改善しても、売上は伸ばすことが可能ということになりますね。
しかし、私のコンサルでは、まずメニュー構成の見直しからメニューの再構築をし、客単価の改善を行うことから取り組んでいただいております。
では、なぜ集客やリピートではなく、最初にメニューの再構築をすべきなのかをかんたんに解説したいと思います。
集客にはコストがかかる
新規集客は既存客の5倍のコストがかかると言われています。
金額的なコストや、労力的なコストも増加します。
新規集客の宣伝広告費や、客数増加による耐応コストなどですね。
つまり、客数増加による売上アップは、同時に利益を減らしていることにもなり兼ねないのです。
また、もしリピート率が低い状態で集客に取り組むカタチだと、ザルに水を入れるような感じになってしまいます。
ザルをバケツに変えるイメージで、リピート率の改善が集客よりも先に取り組む必要がありますね。
単価が高いお客さんはリピート率も高い
リピート率の改善も重要です。
しかし、当たり前ですが、単価が低い顧客のリピートより単価が高い顧客のリピートが増える方が売上や利益は増加します。
また、単価が高いお客さんは、サロンの価値を知っているお客さんです。
つまり、質が良い顧客ですから自然にリピート率も高まります。
例えれば、ディスカウントショップの顧客は質が悪く、ブランドショップの顧客は質がいいことをイメージするとわかりやすいかと思います。
となれば、集客やリピート改善よりも客単価アップが重要になるということが言えるのですね。
サロン価値の見直しができる
メニューの見直しにより、客単価を改善するためには、サロン価値の見直しから改善しなければなりません。
それは、サロンコンセプトやターゲットを見直すことにより、価値が伝わるメニュー構成を考える必要があるからです。
具体的にはペルソナを作成するなどで、曖昧なターゲットをより明確化するところから取り組むようになります。
それにより、サロン価値が高まりますから、自ずと集客にもつながり、より質の高いサロン作りにつながるのです。
すぐに取り組めて成果が早い
さらには、メニュー構成を修正するだけですから、表示方法のみの修正や一部見直しなどであれば、1カ月以内に成果を出すクライアントもおられます。
値上げありのフルリニューアルをしたとしても、たいてい3ヶ月〜6カ月あれば十分な成果が表れます。
売上アップ、利益アップの最短ルートの一つとして、ぜひ一度メニューの再構築に取り組んでみてください。
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福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。