私のまわりでも、美容師さんの時間外拘束はいまだに普通に行われています。
練習会や、メーカーさんの講習会などですね。
プロとして、技術練習だからそんなの当たり前という経営者さんも多くおられます。
技術者たるもの、『一生勉強』なので時間外に練習や勉強をする必要性は私も当然理解できます。
ただ、私が問題視しているのは、
それは自主的な練習なのかどうか?
という部分です。
例えば、イチローは練習の鬼だと思います。
でも、球団の指示範囲ではないですよね?
会社は社員の自主性を尊重しなくてはならないのです。
また、
『プライベートの時間からこそ多くを学べること』
も時間外拘束をしないほうがいいということも理由のひとつです。
一日8時間も職場にいたら充分ではないでしょうか。
そんなに技術のことばかり考えても、集中力が続かないと思います。
なので、私の経営する美容室では営業時間内に講習会を実施しています。
すると、営業後の疲れた状態とは違うため、
スタッフの集中力も高く、講師の方にもたいへん喜ばれます。
スタッフの仕事に対するモチベーションも上がります。
結果、サロンワークでの労働生産性も上がっていくのですね。
ぜひあなたのサロンでも試していただきたいと思います!
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。