美容室の7割は個人事業、いわゆる自営業と言われています。
ほとんどの美容室経営者は、サロンワークを兼任されていますので、ちょっと特殊な業界と言えます。
多くの美容室経営者は、美容師という仕事が好き過ぎるあまり、サロンを立ち上げているわけですから、「兼任」についての是非を語るつもりはありません。
ただし、経営者には「経営者の仕事」があり、「美容師の仕事」とは行動すべき内容が変わってくることは事実です。
人を雇用し、多くの「関わる人」に対し、責任を持つ立場である美容室経営者のあなたは
「美容室経営者としての仕事の時間」
を果たしてどれだけ確保しているのでしょうか??
仕事のステージは大きく4つにわかれている
仕事のステージをおおまかにわけると4つに種別することができます。
1.労働者(美容師)
2.管理者(マネージャー)
3.経営者(社長)
4.投資家(オーナー)
本来、それぞれ仕事の内容が違うため、学ぶことも取り組むべき行動も、異なってくることは理解しないといけません。
そして、下のステージに行くほど「自分の時間を売る」という概念がなくなるため、自動的に社長の時給は上がり、サロンに多くの利益をもたらします。
「今この瞬間は、自分はどこのステージの仕事をしているのか?」
すべてを兼任しているとはいえ、いま自分が取り組んでいる「仕事の種別」くらいは理解しなくてはなりません。
美容室経営者の仕事は『環境整備』
では、美容室経営者の仕事はなにか?
一言で言えば、
「環境整備」
いわゆる仕組み化の概念です。
◼︎長期的な方向性を決めて、そこに向かっていく準備は整っているのか?
◼︎そもそも売上が上がるサロン環境になっているのか?
◼︎しっかり利益が出る構造に経費バランスは整備されているのか?
◼︎スタッフが働きやすい労働環境はきちんと構築されているか?
これらに代表される、経営者にしかできない、さまざまな「環境整備」の仕事があります。
もし、あなたがバリバリのサロンワーカーである場合、これらの仕事を「美容師」としての時間の合間や、ちょっと後回しで取り組んでいるとしたら・・・
少し違和感は感じませんでしょうか?
まずは、スケジュール帳に「経営者の時間」をブロックすることから
このブログを読んで、少しでも自分の時間の使い方に違和感を感じたあなたは、
真っ先に自分のスケジュール帳に「経営者の時間」をブロックすることがオススメです。
1日たった1時間でも構いません。
大事なサロンワークをわざわざ削る必要もありません。
お客さんの予約を抑えることと同様に、「自分とのアポイント」として時間を抑えます。
その時間は、どんなアクセスも遮断し、経営者として取り組まなくてはならない「考える時間」や「行動する時間」に割り当てましょう。
それだけで、美容室経営者として気づくことが増えてきます。
そして、行動すればするほど、関わる人に価値を提供できることにつながります。
サロンワーカーは、プロとして技術やサービスの向上など、もはや24時間休みなしで日々の仕事に追われてしまいます。
自分の「仕事のステージ」を考慮しつつ、「仕事配分」のバランスをとっていくことが大事。
関わる人への最大限の価値を提供するためにも、、、
美容室経営者として、責任をもった時間の使い方をできているか?
もう一度考えてみてはいかがでしょうか??
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福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。