美容業界の今後は、ますます経営者の力が問われる時代になるでしょう。
すでにわかりきっているレベルのお話ですが、今後の美容業界に対応力が問われるポイントが3つほど挙げられます。
その3つポイントをもう一度押さえておきましょう。
人口減少
日本の人口は2005年をピークに減少しています。
今後も減少傾向はより進んでいくとみられてるなか、まだまだ美容室は増加傾向にあります。
これは「カリスマ世代」(カリスマ美容師ブームのときに美容師になった世代)が、独立時期の30代を迎えていることが要因の一つと言われていますね。
このようなことからも、ますます集客が難しくなることが考えられます。
小さな美容室にとっては、より顧客生涯価値(LTV)などを高めるなど、
「質の高い美容室作り」
をすることがますます重要になってきます。
高齢化
ご存知の通り、日本は高齢化が進んでおります。
時代に合った美容室をキーワードで簡単に考えると、
一昔前は「トレンドスタイル」
今までは「ダメージレス」
今後は「エイジングケア(若返り)」
といったところがイメージを捉えるワードになると言えますね。
時代のニーズにしっかり合わせてのメニュー展開、コンセプト設計などを考え、時代が求めるサロンづくりを進めていくことが必要になります。
少子化
そして、少子化も大きな問題です。
若手美容師が減り、人財確保が非常に困難になっていくことが考えられます。
すでに困難ですが・・・
となると、当然雇用に強い美容室が生き残ります。
社会保険の整備、完全週休二日制の導入などではもはや必須と言えますね。
それに加えて、サロンで働く理由(やりがいや教育システム)などのサロン独自の価値づくりも整える必要があります。
明確なキャリアプランも提示できなくてはなりません。
まとめると・・
■客数よりも顧客生涯価値を高めること
■エイジングケア(若返り)メニューを整備すること
■人財確保の基盤づくりに取組むこと
これら3つのポイントは今後の美容室経営において、経営者がいま取組むべき『必須科目』と言えるということです。
もし、取組みが遅れているならば・・・今からしっかり取組んでいきましょう!
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。