美容室の売り上げを上げたい!
と考えたときに、「まず取組むこと」と言えばどんなことが思い浮かびますか??
もしかしたら『集客』をイメージされるのではないでしょうか??
しかし、小規模ヘアサロンにおいては、「集客すること」に力を注ぐよりも、まず先に『既存客に目を向ける』必要があります。
新規集客をする前に取組むべきことは『再来率を上げること』です。
再来率(リピート率)が低い状態で集客を頑張っているということは、まさに『ざるで水をすくう状態』となってしまうからです。
当たり前ですよね。
上手く宣伝して集客しても、定着率が低いままでは永遠に集客の力を入れなければならないことになってしまいます。
当然、新規集客にはコストがかかります。
既存客に再来してもらう場合と比べて、「5倍のコストがかかる」とも言われております。
まずは、一度ご来店されたお客様が次もご来店されるための仕組みづくりにコストをかける方が効率的かつ安定するということになるわけです。
そのような理由で、まずは『再来率を上げてから新規集客に取組むこと』ということが大切と言えます。
再来率を上げる方法はいろいろあると思います。
○次回予約のご提案
○はがきDM、お手紙でのフォロー
○メール(メルマガ)でのフォロー
いずれにしろ、お客様に次もご来店いただくメリットをお伝えできているかどうかが重要になってきます。
また、そのときにいくら気に入っていただけたとしても、その感動をお客様は意外と忘れてしまっていることがあります。
カウンセリングシートなどで、しっかりとお客様の次回以降のご提案を伝えておくこと。
メールアドレスや住所を教えていただき、お客様に思い出していただく接点をつくっておくこと。
この2点を仕組み化しておくことが再来率の向上になるのです。
新規集客に取組む前に、もう一度既存客に目を向け、さらなる再来率の向上に取組んでみてはいかがでしょうか。
====================
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。