
現在、すでに求人難と言われている美容業界ですが、若手美容師の減少などはさらに加速し、ますます求人難を迎えることが予想されています。
とは言え、きちんと美容師さんが集まるサロンは存在していますし、実は職場を変えたい美容師さんは多いという事実もあります。
今回は、職場探しをする美容師さんにしっかり価値を伝えるための、「求人ページ作成のポイント」を3つお伝えします。
美容師さんの不満や不安を解消する
職場を変えたい美容師さんの不満は主に3つです。
お金の悩み、労働時間(休日)の悩み、人間関係の悩みです。
これらをあなたの店ならどう解消できますか?
それをイメージできるページに改善しましょう。
美容師さんの得られるベネフィットを見える化する
美容師さんがあなたの店で働くことで何が得られるか?をなるべく具体的に伝えましょう。
将来の独立、親孝行、プライベートの充実、美容師としてのやりがいなど・・・
あなたのサロンが「美容師さんの自己実現をサポートできるサロン」であることを知ってもらうのが大切です。
スタッフの声で発信する
上記の美容師さんへの価値を、スタッフの声で発信しましょう。
お客さんのレビューと同じで、ゴリ押し感は軽減され、信頼度は2割り増しです。
スタッフに協力をお願いしてください。
すでに働いているスタッフ自身も、会社の魅力を再確認できるため、一石二鳥です(笑)
せっかく労働環境がよくても、それにより得られるものが具体的にわからないと意味がありません。
これは集客でも言えますね。
メニューの良さを頑張って説明するよりも、そのメニューでどうなって何が得られるか?が大切です。
あなたのサロンで「美容師さんが得られる価値」をしっかりお伝えしてあげましょう!
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鈴木和敏
株式会社 髪研 : 代表取締役
SBA(サロンビジネスアカデミー)主宰。
福島県内で8店舗の小さな美容室を運営。
25歳の時に一人で開業して以来、0%〜5%以下の離職率を13年間継続中。
開業当初は「美容師の延長」で職人経営をしていたが、震災で資金ショートした時に「このまま職人経営ではスタッフを不幸にする」と感じ、経営者への転身を決意。
35歳でハサミを置いてからは、スタッフ一人当たり年間粗利額1,000万という基準値もクリア。
社員の平均月収は役職がない若手スタッフの平均でも35万以上を維持し、店長平均は50万を超える。
現在は、自身の経験と実績をベースに「年間利益2000万以上」「現場を任せて億越え」などの実現を目指す方へのサポート活動が中心。
信条は「経営者にとってはスタッフが最上位顧客」「美容室経営は美容師の仕事の延長ではなく経営者への転身」など。

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