美容室の売上を増やしたい。
顧客単価を上げたい。
こう思ったときに、ふとあなたが考えることは、
「需要がありそうなメニューを新しく増やそう!」
だったりしませんか?
気づけば、トリートメントメニューだけ5〜6種類もあるサロンも少なくありません。
実は、メニューを増やすことは間違いです。
私達のような小規模な美容室にとっては
「メニューをなるべく絞ること」
の方が、売上も単価も上がる要因になるのです。
メニューが増えると、なぜ売上が下がるのでしょうか?
今回は、その要因を3つに絞ってお伝えします。
メニューが多いと、見込み客にアプローチする労力が増えるから
メニューの数が多いと、適切な見込み客へアプローチすることができません。
極端に言えば、ヘアケアメニューは1つしかなければアプローチ手法が1つで済みます。
メニューが多いとそれぞれをアプローチする労力が増えてしまいます。
メニューを絞ることは、
「広告宣伝をシンプル化すること」
が可能になり、労力を集中投下できるのです。
メニューが多いと、顧客平均単価が下がるから
メニューの選択肢があればあるほど顧客平均単価は下がります。
5種類のトリートメントがあるならば、人間の心理的にもどうしても平均を選びます。
そのため、結局は真ん中くらいの顧客単価に落ち着いてしまうからです。
1つならその単価にしかなりません。
選べる範囲でも、せめて「松竹梅」の3通りがベスト。
多くても3種類にまとめることが顧客も選びやすく、親切になるのです。
メニューが多いと、本当に来て欲しい「見込み客」が集まらないから
メニューが多いと、ターゲットへのアプローチが的確になりません。
例えば、ドンキ◯ーテは品数豊富です。
それは裏返すと、売りたいものを絞る集客ができないということ。
対して、ブランドショップは数点しかありません。
売りたいものしか最初からないわけです。
すでにターゲットが絞られていますから、お店にとって
「質が良い顧客」
しか来店しないということがいえるのです。
薄利多売のビジネスモデルが難しい小規模サロンにおいて、メニューを絞ることは、
『的確で良質な経営をする最初の一歩』
とも言えます。
今のメニューはもっと絞ることはできないか??
ぜひ一度考えることをオススメいたします。
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福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。