美容室経営において、『店販』というのは大きな意味をもたらします。
今日は店販が苦手な美容師さんへ向けて、ちょっとしたコツをまとめたいと思います!
私は店販というのは、
お客様からの技術者としての信頼度に比例するもの
と考えています。
たとえばその日提供したヘアスタイルを再現したいと思ってもらえれば、必ずお客様から、
『どうすれば再現できますか?』
と聞かれます。
そこで、
『これを使ってください。』
という一言で売れるという形が店販の理想です。
なので、
プロとしてのお客様信頼度をあげる
ということだけ高めればよいのです。
そこを踏まえていただいた上で、少しポイントを上げたいと思います。
◎自分が使用した感想を伝える。
成分がどうのこうの言うより、自分が使ってどうだったかを簡潔に伝えて下さい。
お客様はただそれが知りたいだけです。
◎商品を手にとっていただく。
人はモノを見るだけよりも、モノを手に取ると所有感を感じます。
洋服屋さんでとにかく試着させる手法と同じです。
◎買ってもらおうとせず、知ってもらおうとする。
最初から『興味を持ってもらうだけ』と割り切って紹介してみて下さい。
別に買って欲しくなんかないんだけどオーラを出すくらいでちょうど良いです。
◎ホームケアの重要性をわかりやすく伝える
『毎月トリートメントや頭皮ケアをしても一年でたった12回なんですが、他の353日のお手入れはいったいどうされるおつもりですか?(笑)』
と聞いてみる。
店販が売れないというのは、逆に技術の押し売りになります。
技術売上に対しての店販比率は、最低10%(ヘアケアのみ)は必要です。
出来れば20%は目標にしてみたらいかがでしょうか?
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。