今年も残りわずかになりましたが、今年の目標に対する成果はいかがでしたでしょうか?
売上や利益などの数値的な目標はもちろん、経営者自身の働く時間や個人的にやりたかったことまで・・・
年初には、さまざまな目標を立てていたかと思います。
増収増益の美容室経営を継続していくためには、「目標の立て方」にもちょっとしたコツがあります。
今回はいくつか「目標の立て方」についてのポイントをお伝えしたいと思います。
とりあえずは「利己的な目標」で構わない
マズローの欲求段階説はご存知でしょうか?
人の欲求には5段階あり、下から上に欲求が変わっていくようなピラミッド型で構成されるという考え方です。
一番下は生理的な欲求から始まり、危険から身を守りたいという安全欲求へ。
そこから仲間が欲しいと社会的な欲求を求め、認められたい尊敬欲求、自分を追求したい自己実現欲求へと段階を踏んでいくカタチです。
■生理的欲求(食欲、性欲、睡眠欲)
↓
■安全欲求(危険から身を守りたい)
↓
■社会的欲求(仲間が欲しい、家族愛が欲しい)
↓
■尊敬欲求(他者から認められたい)
↓
■自己実現欲求(自分をもっと追求したい)
つまり、この話から考えると、私心を捨て社会貢献に欲求を求めるのは
「それなりに自己を満たした人の欲求である」
と言えるのです。
イチ経営者だからと行っても、年商数億程度しかないような中小零細弱小企業の立場のうちは、ムリに自分を満たすことから背く必要はありません。
まずは向こう1年〜3年は、素直に「利己的な目標」に向かってみましょう。
その方が、自然な流れで成果につながります。
結果的には、それが社会的な価値をどんどん生み出すことにつながるはずです。
目標の数値をより具体的にしてみる
例えば、「あなたの理想の年収はいくらですか?」と聞くと、たいてい
「年収1000万です」「年収3000万です」
とか、何となくキリの良い数字が出てきます。
でも、実際によく考えたらそんなキリの良い数字になることはなかなかありません。
◼︎1年間でどの辺に何回くらい旅行に行きたいか?
◼︎住まいには年間いくら使いたいか?
◼︎車は何台欲しくて、どんな車に乗りたいか?
◼︎洋服には毎月いくら使いたい?
◼︎毎月の外食の頻度は?
◼︎1日に使いたいお金はいくら?
など、自分の理想の生活にかかる1年間のお金を実際に算出してみてください。(貯金や税金も忘れずに)
そうすると、キリのいい数字にはならないハズですし、もしかしたら年収800万で足りる場合もあるかも知れませんからね。
あいまいな目標であればあるほど、なかなか行動につなげることができないのです。
なぜ、その目標なのか?を考える意味でも、一度深掘りすることはオススメです。
目標に対しては、さらに「中間目標」をたてる
夢や目標はでかければいいわけではありません。
より小さい目標の方が行動に落としこみがしやすいからです。
なので、大きな目標であればなるべく小さな目標に細分化しておくことがオススメです。
立てた目標に対しての「障害」が中間目標になります。
◼︎なぜこのままでは目標達成出来ないのか?
◼︎もし目標達成できなかった場合にしそうな言い訳は?
この質問の答えを中間目標に置き換えましょう。
大きすぎてイメージしづらいままよりも、小さい方が行動しやすいですよね?
実際に「行動につなげやすいこと」が目標づくりのポイントになるのです。
ぜひ一度スマホの電源を切り、じゃまが入らない環境を整えた上で、目標を精査してみてはいかがでしょうか??
例えば、丸一日ホテルのこもるなど、まとまった時間をとって考え直してみることなんかは非常にオススメです。
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福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。