美容室経営者として、必ず出てくるご相談は「集客」のお悩みです。
「何かよい集客方法はありませんか?」
「コストをかけずに新規集客したいのですが・・・」
もちろん、お客さんが集まらないとビジネスは成り立ちませんから、集客を考えることは美容室経営者としてごくあたりまえですね。
しかし、集客に取り組むことが【利益】が増える最短の仕事か?というと、答えはNOです。
実は【客単価の改善】が、まず先に取り組むべき経営者の仕事になります。
今回は、美容室の利益を増やすために「単価アップが先である理由」をかんたんに説明したいと思います。
コストや労力が抑えられる
クーポンサイトの広告料もどんどん値上がりし、新規集客にかかるコストは膨れ上がる一方です。
新規集客には金銭的なコストがかかります。
また、たくさんの労力も必要になります。
例えば、100円で10円の利益が出る商品を100個売っていたらどうでしょう?
■200個売るのも利益2倍
■110円に値上げするのも利益2倍
さて、どちらの労力が少ないでしょうか??
説明するまでもないと思います。
お客さんの質が高くなる
例えば、単価の安いドンキ◯ーテの客層と単価の高いブランドショップ。
価値を考えずにやたら値下げを要求したり、対応に文句をつけたがるお客さんはどちらが多いでしょうか??
また、高単価のお客さんは「価値」にお金を払っていますから、自然とリピート率も高まります。
そもそも、客単価が高いお客さんを増やすことで
「サロン経営は安定化する」
ということが言えるのではないでしょうか?
サロンの価値が上がる
客単価を上げるためには、お客さんに「価値」をしっかりお伝えしなければなりません。
自社の価値を見直すことにより、単価を改善するわけです。
価値が伝われば、口コミや紹介への期待値もあがります。
もう新規集客も値引きクーポンに頼らなくても良いかもしれませんね。(笑)
客単価を改善し『あなたのサロンの価値を高める』ことで、結果的には集客もしやすくなることにつながるのです。
そもそも、経営者は利益を出すのが仕事なはずですよね?
ならば、客数、客単価、来店回数(リピート)のどれを改善してもよいわけです。
となれば、上記の理由でまずは客単価の改善に取り組むことがオススメ。
順番で言えば、集客は一番最後になります。
もし、あなたのお店が「ザル」の状態では、どんなにたくさん水を入れてもいつまでも水はたまりませんよね?
しっかりとした「バケツ」ならば、少量の水でもバケツいっぱいになってしまうのではないでしょうか?
まずは客単価やリピートの改善をして、先にサロンの基盤を固めること。
集客ばかりを考える前に、客単価の改善から見直てみてはいかがでしょうか??
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■参考記事
→【「この度、5人の美容師が全員辞めることになりました」という美容室経営者さんからのご相談。】
福島県内で9店舗の美容室を運営。 社員の平均月収は35万以上、離職率5%以下を維持。 2015年〜現場を引退し、美容室経営はリモート化。 現在は主に美容室経営のコンサルティングサポートをしている。 著書「脱・職人経営」はアマゾンレビュー200件以上で韓国でも翻訳された。