
開業計画を立てるにあたってまず必要なことは、サロンの『コンセプト』を決めることだと思います。
ヘアサロンがオーバーストア状態になっている現在、この『コンセプト』づくりは非常に大切になります。
ここでいう『コンセプト』はお店のイメージや、雰囲気のことではありません。
なぜ、あなたが開業するのか。また、それによってお客様や社会において、どんな価値が生まれるのか。
将来の目標達成への道しるべをつくるということになります。
お客様が共感でき、社会的に意味のある『コンセプト』を明確にしていきましょう。
大きく分けて下記の項目を整理しましょう。
経営理念
お店としてどんな社会的価値を生んでいくのか?
お店での約束事
スタッフと共有したい行動指針は?
ターゲット顧客
おもにサービス提供をアプローチするコアターゲットは?
セールスポイント
他店では提供できない独自性のある価値提供はなにか?
キーワドは、『差別化』よりも『独自化』です。
どこかで聞いたことがあるようなコンセプトではお客様に選ばれる理由にはなりません。
お客様があなたのお店を選ばなくてはいけない理由づくりをすることが大切になります。
思いついたことをまずはメモに書き出してみましょう!
The following two tabs change content below.

鈴木和敏
株式会社 髪研 : 代表取締役
SBA(サロンビジネスアカデミー)主宰。
福島県内で8店舗の小さな美容室を運営。
25歳の時に一人で開業して以来、0%〜5%以下の離職率を13年間継続中。
開業当初は「美容師の延長」で職人経営をしていたが、震災で資金ショートした時に「このまま職人経営ではスタッフを不幸にする」と感じ、経営者への転身を決意。
35歳でハサミを置いてからは、スタッフ一人当たり年間粗利額1,000万という基準値もクリア。
社員の平均月収は役職がない若手スタッフの平均でも35万以上を維持し、店長平均は50万を超える。
現在は、自身の経験と実績をベースに「年間利益2000万以上」「現場を任せて億越え」などの実現を目指す方へのサポート活動が中心。
信条は「経営者にとってはスタッフが最上位顧客」「美容室経営は美容師の仕事の延長ではなく経営者への転身」など。

最新記事 by 鈴木和敏 (全て見る)
- 美容室経営者が仕事を任せて成果をあげるための3つのポイント - 2019年8月19日
- 生涯現役美容師!?小さな美容室経営者の「出口戦略」を考えてみた - 2018年12月29日
- 小さな美容室経営者のための賢い経営戦略の立て方 - 2018年9月23日